世界に一つだけの車

僕は手先が器用な方だと思っています。

その思い込みが、ここまで大変な困難を招く事になるとは。

工作などは昔から得意で、1ミリの世界を正確に作るのが好きでした。

特に好きだったのが、子供用のマンガの特典として付属してくる、ペーパークラフト(紙の工作)。
僕は当時、マンガに全く興味が無くて、そのペーパークラフト目当てに、マンガを何度も買ってもらっていました。
マンガは一切読まずに、捨てていたのだと思います。
思い出すと、悲しい記憶です。親に謝りたいものです。

さて。話を戻しまして。

あれから約二十年。
僕は久しぶりに、ペーパークラフトに出会いました。

それは、車のパンフレットに付いていたもので、
宣伝も兼ねてか、売り出し中の車のペーパークラフトでした。

「ちょっとやってみようか」

そう思って手を出したのが失敗。

想像を絶するほどの難しさでした。

「のり」も、専用のものなどはなく、
引き出しの奥にあったスティックのりを取り出してきて、使いました。

ここまで細かいものだと、自分の指だけでは限界があり、
もしかしたらピンセットのような工具など必要なのかもしれないと思ったくらいです。
クラフトの世界に詳しくはないので、わかりませんが。

壮絶な戦いの末、なんと6時間。
やっと完成しました。

あんな雑誌の1ページに載っているようなレベルのものに、
まさかこれだけ時間がかかるとは思ってもいませんでした。

そして、完成品。

「いやーこれは・・・。」

「ちょっと、乗りたくない。」

そう言われてしまいそうな、ボロボロな車。

ちなみに、スライドドアがこの車の売り出しポイントという事でした。
これはペーパークラフトにも搭載済みの機能で、
一応、きちんと付けることが出来ました。

企業の狙いとしてはおそらく、
「こんなカッコイイ車、乗ってみたい♪」と
思ってもらう事だったのだろうけど、
その策略は失敗だと僕は思った。

非常に難しくて、途中で投げ出してしまった人が9割以上いるでしょう。

その反面、完成した時の達成感はありました。

この紙の車は、その後1ヶ月くらい、部屋に飾りました。

ペーパードライバーの僕にピッタリなペーパーカー。

こいつは現在「廃車」となってしまいましたが、
写真を見るたび、あの時の達成感が蘇り、嬉しい気持ちになります。
あなたには、世界に一つだけの作品、ありますか?

達成感には、元気をもらえます。

何かを作り、達成感を味わうと、人生が楽しくなりますよ!

(記事提供元サイト:20代ドットコム

コメント

  1. この記事へのコメントはありません。

  1. この記事へのトラックバックはありません。

カテゴリー

ページ上部へ戻る