なぜ、猫が好きなんだろう。

 

子供の頃からずっと猫がそばにいた。

何匹の猫と一緒に暮らして、
何匹の猫とお別れしたか数え切れないくらい。
猫を飼うということは、
その子の命をまるごと預かるということ。

一般的な猫の寿命は7~8年。

最近は栄養も環境も良くなっているので
20年以上長生きする猫も増えているが、

人間の寿命よりはるかに短いから、
いつか必ずお別れの時が来る。

とても悲しいことだけど、
最後の一瞬まで見守ることが飼い主の勤め。

そう思っている。
なぜ、猫が好きなんだろう?、と、

時々考える。
犬も大好きで、飼ってた時期もあるのだが、
私の中では、やはり猫が一番なのだ。
私が猫が好きな第一の理由。

小さくて、まんまるで、ふわふわ手触りがいいこと。
これは、人間が「かわいい」と感じる条件のように思う。
人間の赤ちゃんもこの条件にピッタリだ。

一人で生きていけない赤ちゃんは、
人間も動物もすべて、可愛がってもらうために、

小さくて、まるまるしてして、やわらかく存在する。
どんな意地悪な人だって、無邪気な赤ちゃんを見れば
心を動かされるだろうと思う。
猫の場合は、赤ちゃんの時は当然そうなのだけれど、
成猫になってからもその条件は継続する。

もちろん、「飼い主の目から見て」かもしれないが。

いつまでも「赤ちゃん」でいてくれることは、
飼い主にとって、庇護欲を満足させてくれることなのだ。
特に私の場合、残念ながら
自分の子供を持つことが適わなかった。
甥っ子が生まれた時、
やわらかくて小さな彼をはじめて抱いた時

こんなに小さくて、愛らしい命があることに
心から衝撃を受けた。
いとしい、かわいいと思うと同時に、
こんな瞬間を自分が迎えることはないのだと思うと、

どうしようもない寂しさが襲ってきたのを覚えている。
このことがあってから、
飼い猫を抱くとき、いとしすぎて涙が出ることがある。
今飼っている我が家の猫は、
大柄でとても小さいとは言えなくて、

もう、人間の年なら88歳の老猫ではあるのだけれど、
私の目から見ると、小さくて、まるくて、
ふわふわ手触りのいい息子以外の何者でもないのだ。

(記事提供元サイト:老猫クロロのひだまり日記

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