長い桜

桜のシーズンは、短い。

日本列島を、ピンク色が通る季節は、
1年で最も美しいシーズン。

その日本で”最も遅いピンクの島”
北海道の桜をご紹介しよう。
北海道の桜の名所は
新ひだか町静内という場所にある、
二十間道路桜並木(にじゅっけんどうろさくらなみき)」だ。

「今が見ごろ」と聞いて出発。
家族でウキウキのドライブ。

数時間かかって、
初めて辿り着いたその土地で見たものは、
シーズンが終わりに近い、散りかけの桜だった。

 

少しだけ、来るのが遅かった。

桜を見に行く旅人の、よくあるミスだ。

今回のケースの場合、異常なほどの遠方だったため情報が少なく、
多少のギャンブルであるのは、やむを得なかった。

が、しかし。
そんな事を考えていたのも、つかの間。
次の瞬間、目の前に奇跡が起きた。

 

 

驚いたのは、その長さ

そもそも、ここは「二十間道路」という名前の名所。
二十間というのは、長さの単位。
二十間は36mである。

36メートルと聞いて、
「なんだ、大した事無い。」
と思ったのは、僕の勘違い。

36メートルは”幅”だ。
幅36メートルの桜が見える道路が、
実に”永遠と”続いている。

 

その長さ、何と約7km
7kmに渡って、両脇に桜が展開されている。

 

車で走っても、永遠と終わらない、
エンドレスな桜。
ピンク色の、直線道路。
衝撃だった。

ここは天国か、と思ったくらいだ。

家族一同、ピンク色の土地で幸せな時間を過ごした。

 

5月初期が見ごろ。

場所は、山の中。

町を抜け、海辺を通り、山に入り。
そして今度はまた小さな町があり。

都心から車で何時間かかったか忘れてしまうくらいの、
長い道のり。

聞いたこともない田舎町を通り、
太平洋の海沿いを通り。

こんなところに住んでいる人もいるのかと
驚くくらいの、極限の海辺の家もあった。

交通の便は、限りなく困難。

大変な道のりではあるが、
それを乗り越えた先にあった感動。

一度は見に行く価値があることを、約束する。

(記事提供元サイト:20代ドットコム

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