旅立ち そして、だれもいなくなった

この枝だけの写真ですが、何なの?

何の植物かわからないほど、きれいに葉っぱがなくなりました。

じつは、三つ葉なんです。

そう、あの茶わん蒸しやてんぷらで、和食の味を醸し出してくれる。

日本の味の代表格として、なくてはなならない『三つ葉』なんです。

スーパーで見かけるものと違って、本来は、立派な枝なんですよ。

十日ほど前でしょうか。

三つ葉を食べている『犯人』に出会いました。

それはまぎれもない、緑と黒の縞模様をした、アゲハ蝶の幼虫でした。

虫の糞に気付いたのがきっかけです。

よ~く見ると、つまようじのような細さの彼らが、三つ葉の枝にしがみついていました。

去年の私だったら、きっと殺虫剤で退治していたでしょうね。

不思議な事に、今年は違いました。

「仕方ないわねぇ。三つ葉はご馳走してあげるわ」

と、軽い気持ちでそのままに。

自分でもわかりませんが、心境の変化でしょうか?

それから毎朝、三つ葉と幼虫の観察が始まりました。

見るたびに大きく成長していく彼ら。

決して、かわいいとは思えない姿ですが、

黙々と三つ葉を食べてる様子は、

必死に「生きている」ということを感じさせます。

当然のことですが、正比例して、三つ葉が少なくなっていく。

彼らの口元をよく見ると、
手編みのマフラーをほどいていくように、
葉っぱが上手に食べられています。

葉脈も残さずに、きれいに食べている様子を見ていると

ご馳走しているほうは、気分がいい。

「どう?おいしいでしょ?肥料もちゃんとあげているからね♪」

雨の日も、彼らが気になって、傘もささずに観察は続けていました。

5匹の彼らは、もう、人差し指ぐらいの大きさに立派に成長しました。

そして、三つ葉は、数えられるほどに減りました。

1・2・3・・・あれ?

みんなで5匹の彼らが、いない。

どうしたんだろう。

どこかに行ったのかな?

1・2・・・また少なくなった。

そして、昨日。

誰もいなくなった。

残ったのは、きれいに食べた後の三つ葉の茎だけ。

残念ながら、アゲハ蝶の生態は知りません。

あんな短い足で、どこに行ったのか?

どこかでサナギになって無事でいることを祈っています。

三つ葉をごちそうした私の本音としては、

「気が向いたら、きれいな羽を見せてね。いつまでも待ってるから♪」

毎朝ウコッケイの世話をしていますから。

記事提供元サイト:健康食品で元気に差がつく秘密

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